アイルランドの港町:コーブが豪華客船「タイタニック号」の最終寄港地で知られているなら、ウェックスフォードは5世代に渡るケネディー家の物語の主人公といっていいだろう。勿論、駐日米国大使に内定しているキャロラインケネディーもその一人だ。
JFKの偉大なる曾祖父にあたるパトリックケネディーが新天地アメリカめざし移民船に乗った港町。ウェックスフォード郊外のダンガンスタウンと言う小さな村でただのありきたりの水飲み百姓であったパトリック。家にあった家財道具や農機具を売り払い、やっとの思いで大西洋航路キューナード汽船の3等船室の切符を手にいれた。
命からがらボストン郊外ノッドル島に到着したが、そこは疫病の巣窟。
コレラ・結核・天然病~幾多の疫病が蔓延するなか、パトリックは生き延びたのである。
この小さな命が後に合衆国大統領を生み出す因果になるとは誰が想像できたであろうか?
JFKがここウェックスフォードにやってきたのは1963年6月27日。
パトリックがここウェックスフォードを離れたのは1848年だ。
そして今年、JFK訪愛から50年~国挙げてのビックイベントが数多く開催された。
「桶屋になった我が曾祖父は、わが身一つでアメリカに渡ったが、強い信念と自由への思いが強かった」~JFKがこの地で演説した1963年演説の一節である。
275kmに渡る風光明媚なコーストラインが美しいウエックスフォード。
移民船の出航地となったニューロスには、1840年代の移民船を忠実に再現したダンブロディー号がある。
当時はジャガイモ飢饉吹き荒れ移民船に我が身をゆだねたアイリッシュがほとんど・・・・今日は、アイルランド史上最悪の悲劇に想いを馳せながら街を歩いてみたい~
Kennedy family-tree guide
The colours denote parent/child relationships
and only people who were in attendance are pictured.
Patrick Kennedy, Patrick Grennan his wife
Siobhan and their childen at the ancestral Kennedy home in Dunganstown
Caroline Kennedy and An Taoiseach Enda Kenny
Special Thanks