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2014年7月19日土曜日

【The Irish Today Diary】 「Tecimericoのアイルランド〜バンド生活」Vol.2~アイルランド怒濤の1週間









こんにちは!Tecimericoのこゆきです。 

アイルランドにきて、怒濤の1週間が過ぎ去りました。 
ようやく落ち着いてきたのでまたブログ書きたいと思いまーす! 先週の火曜日、7月1日にダブリンに到着して、 空港から市街までエアリンクという緑のバスで行きました。 片道6 噂通りバスの運ちゃん、とばすこと、、 ハリーポッターに出てくるバスみたい、、猛レースでした。 「6番で降りる」ということだけ覚えていったら、 気づいたら6番を出発したところ。。 とりあえず次の7番で降りようとストップボタンを押す。 すると降りていきなり、ヤンキー的な若者が車で暴走!キュキュキュキューってぐるぐる車を回転させて雄叫びをあげて走り去っていった。。 やばい、、とんでもないとこにきた、、と思ってとりあえず栄えてる方へ。。 (あとで知ったらそこはすごく治安の悪い地域だった) 街の中心部へ行くとアイルランドらしい街並が!! とりあえず最初のホステルを目指して歩いて行きました。 今回家が見つかるまで3つのホステルを利用しましたが、 ホステルはたいがいパンとジュースとコーヒーくらいですが朝ご飯が着いてて貧乏な私にはとてもありがたい。。 

1日目、もう夕方だったので「The Celt」というお店でギネスを飲んで就寝。有名なお店なのかな? レトロなお店でかわいかった!










2日目、 とりあえず家を探さなくちゃいけない!ということで、 ホステルの受付の人や学校に行ってどうやって家を探すか聞くと、 「Daft」というアイルランドで一番情報量の多いサイトを教えてくれました。見ると携帯でやりとりしなくちゃいけないらしく、 この日は携帯を買うことに専念。 日本より簡単で、携帯とSIMフリーをゲットすればすぐ電話できます。 それを手に入れるのが大変でしたけど。。笑 私たちは中古の携帯42とSIM€20を買いました。 スリーっていう会社のものがいいと聞いてとりあえず言われるまま買いました。 買った直後、今度は自分のiPhoneがないことに気づき、あわてて寄った店全部に聞いてみましたがどこにもなく、、ホステルのフロントに行ったら受付のおにいちゃんが預かってくれてた!! 本当に焦った!!迷惑かけてごめんなさい、、 次に楽器屋さんに行って営業!TecimericoCDを渡して聞いてね!って。(楽器屋さんのお兄さんいい人でもう何回も行ってる) 夜は日本人が集まるイベントに行ってきました。 そこで家探しのコツやライブをやる場所などきいて、そしてここでも営業! ミュージシャンもいたのでCD渡してきました^^ 写真は仲良くなった楽器屋さんの外観。




 3日目、 買った携帯でさっそく気になった物件に電話してみる! アイルランドは不動産屋を通さず、住んでる人と直接やり取りします。 とにかく不動産が高くて、普通にアパートを借りると日本円で12万から13万くらいしちゃうので、シェアルームで探します。 そうくんが頑張って電話して何件かアポをとったけどこの日はみんな無理とのこと。 とりあえず安そうなDublin1というところを散策してみると、 怖い!!なんか治安悪そう。。 道で声をかけてきた人に聞いてみると安全だよーっていってたけど、 ネットで調べるとDublin1のいくつかの通りはあんまり治安よくないらしい。。(サマーヒルストリートが特に危険と聞いた。) そんなこんなしてるうちにもう夕方。 (今アイルランドは23時くらいまで明るい!) この日はライブハウスに行ってみようということになり、 楽器屋さんで教えてもらったライブハウスに行ってみました。 Sweenyというテンプルバーにあるライブハウス。 川を隔てて南と北で街の様子が違うのですが、 南の方が写真でみたアイルランドっぽい!!かわいい!! 南にあるテンプルバーは日本でいう原宿的なところです。 そこでとりあえずギネス飲んで、バーカウンターのおじさんにCDを渡す。 誰に渡してもジェケットがかわいい!と好評。 さすが山川さん! ここは地下と1階と2階でライブをやっていて、ちょっと見学もさせてもらえた! いつかここでできたらいいなぁ^^ 











4日目、 朝、別のホステルに移動して、ホステル内で家を探しました。 この日はずっと画面とにらめっこ。 夕方に例のDublin1にある物件を見に行く約束をしてたので、もう一度怖いDublin1へ。。(Dublin1は北の方) 連絡をとりあっていた韓国人のジュンとやっとご対面。 めちゃくちゃいい人で、人的にはここに住みたいって思ったけど、 地域的にもう少しいい場所があるんじゃないかと思って、 また連絡するねーっていって別の場所を探しました。 この日の夜ご飯はアジアンヌードル。 やっぱり日本食が恋しくなりますね。。 







5日目、 この日も朝早くからネットで家を探すためパソコンとにらめっこ! どうせなら南の方に住みたいと思って南にしぼって家を探していると、 土曜日にもかかわらずさくさくと連絡がとれ、 15時にDublin8で、18時半にDublin4の物件を見に行く約束がとれました。 両物件とも繁華街から歩いて40分くらい。 バスもあるけど、ここでも節約!! Dublin8はヴェネゼェラ人とブラジル人とメキシコ人が住んでいて、なんとルームメイトがギターとベースをやっている! 家にアンプもあって、部屋もキレイに使ってて、安全そう。 もうここに決めようかなと思ったけど一応もう一個の方も見に行ってきました。 Dublin4は東京でいう青山的な閑静な住宅街。 私はこっちの方が街的には好みだったけど、 2ヶ月しか住めないのと、紹介してくれた人が早口で何を言っているかわからなかったから、Dublin8の方に決めました。 その夜電話をして翌日引っ越しすることに決まりました。 やったーー!やっと家が決まった^^とはしゃいでいると、 ダブリンで買った携帯を紛失。。。 どこを探してもない。。 とりあえず寝る。。

6日目、 朝起きて受付に聞いてもなく、夜食べたご飯屋さんにもなくて、 結局携帯をあきらめることに。。 とりあえずもう一回携帯を買うために街に繰り出しました。 今度は超安いやつ。15の携帯と5のSIM とりあえず家が決まったあとでよかった〜〜 そして午後引っ越しをしてやっと気持ちも落ち着きました。 夕方、Facebookで家探しを手伝ってくれたTomさんと会う事に。 日本の会社に務めてて、というか社長さんで、(28歳の若さ!) いろいろお話を聞けてよかった。 夜はGrand socialというライブハウスに行って営業してこようと思ったけど、もう遅かったからか、スペイン系のクラブイベントだったのでまた別の日に来る事に。。





 7日目、 今日から学校! 朝、ゆうこさんにもらったササニシキのご飯とけいこちゃんにもらったレトルトみそ汁を朝食で食べ(美味しかった涙)、 お昼用にサンドイッチを作って学校へ! 最初にクラス分けのテストがあって、簡単な質問をされて(1年前はこの質問に答えられないくらい英語ができなかった。ある程度勉強してから留学した方がいいというのを実感)午後からクラスへ! デイビットという先生と6人のブラジリアンと1人のスパニッシュ、メキシカン1人と私。 スペイン語が行き交う中、英語の授業がスタート。 もちろん全部英語で、聞き取れるものもあればわからないものも、、、 神経を集中して3時間。。途中会話が右から左へ抜けていくこともしばしば。。最後の方は日本語しゃべりたいーー!って心の中で思ってました。 少し英語に慣れましたが、終わった後はぐったりしてもう何もしゃべりたくない、、状態。 とりあえず今日の復習をしなくちゃと布団と枕と食材を買ってまっすぐ家に帰ったけど、ご飯を食べる気力もなくそのまま就寝。。 気づいたら朝の6時でした。 こんな感じの1週間でした! 本当に怒濤でしたが、とてもいい経験です。 


また書きます!バーイ^^

こゆき@Dublin,Ireland










KOYUKI  Tazさんこんにちわ。昼間家の周りを散歩してきました、ダブリンのスーパーはシーフードが皆無です、、、お魚たべたーいです。・・・てか魚のお店がないです・・こっちの人は食べないのでしょうか?


TAZ 伝統的にアイルランドはお魚食べない国家だったのよ。今でこそ、食べる人がでてきたけど。おかしな話でしょ?あれだけ海に囲まれた国家なのに。もしかつてのじゃがいも大飢饉のとき、アイルランド人が魚を食べていたなら、そんな惨劇にならなかったっていう歴史学者さんも多いの。(本当に生きるか死ぬかの次元を考えれば、お魚も食べると考えるのが普通ですが、貧しさゆえボートどころか釣り道具もない、という背景もあります)

これは宗教上の慣習もあるし、見ているとどうも魚を忌み嫌う人が多い。端的に言えば「気持ち悪い」・・・・・ということ。タコは悪魔の使者とかなんとか言われていて、例えば私が以前アイルランドに住む親戚を東京の築地市場に連れて行ったら「怖い」と逃げ回り、魚の入ったビニール袋を決して持たなかったです。

追記:アイルランドからの情報で現在は、やはり厳しい漁獲制限で漁をする事自体コストがハンパじゃなく高いという事も関係しているとのこと。

Also fish is quite expensive in Ireland due to the strict regulations of fish Allowances.


Fishing for Justice




私見ですが、アイルランド人は魚をぱっと見てコレが嫌だと思います。


-Expense.

-Taste.

-Smell.

-Presence of bones.

-The appearance of whole fish with heads and tails still attached.




いろんなデータがありますが、日本語ではこの方のブログが簡潔に的を得ているので引用転載させていただきますね。




印象に残った文章

アイルランド歴史紀行/高橋哲雄 ちくまライブラリーより




“アイルランドで漁業が発達していない最大の理由は、アイルランド人が伝統的に魚を食べないからだ。アイルランドではカトリックの教えが厳密に守られており、金曜や断食日には肉を食べなかった。なので、金曜は魚しか食べられないということから、魚は「代用食」であるという観念が生まれ、肉よりも一段低いという感覚が定着した。貧乏人は魚を食べないわけにはいかなかったが、彼らは「フィッシュ・イーター」と馬鹿にされた。それでも川魚はスモークされたりして高級魚のイメージがあったが、海の魚、特に貝類を食べるのは貧乏のどん底と受け取られた。”

“当時の漁業は塩漬け用の樽、食塩、労働者用のビールなど巨大な関連輸送需要を生む産業だった。それが弱いということは海運業の発達を遅らせ、他の文明との間に自前の手段で接触する機会を奪うことになった。”

“アイルランド人の他のカトリック国にも類のな少ない信心深さの由来は、①何世紀にもわたって貧困と抑圧の中におかれ、この世でほかにするべきものがなかった(せめてあの世では地獄の苦しみはまぬがれたかった)②少数の反逆者を除けば、大多数は無気力化し、教育もろくにあたえられず、何らかの権威への盲従が習慣化していた③教会もプロテスタント支配者からはいじめられていれ、自分たちの仲間であった④神父たちは他国の聖職者に比べて必ずしも知的とはいえなかったけれど、民衆の間ではほとんど唯一のインテリであって、信者たちの相談相手として掌握力をもっていた ということ”



うちの母は以前コーク港やコーブ港(タイタニック号の最終寄港地)で日英の通訳の仕事をしていたの。なんでコークやコーブで日本語がいるかというと、もともとあそこは大西洋を中心とした遠洋漁業の基幹港で、日本のメジャーな水産商社が全部集結していたんです。ニチレイ・マルハ・はごろもなんとか・三井とかの商社系もぜんぶ・・
でもこっちの人(アイリッシュ)はまったく食べなくて(興味自体皆無)、水産商社の方がウニやイクラ、サバ、マグロをいつも何十キロって我が家に持ってきて「食べて〜」みたいなかんじで。
だから我が家のウニ丼はご飯1に対してウニ5みたな割合(笑)
そういえばこんな悲しい事故もありました。




漁師さんは英語できない人ばかりだから、(英語のできるフィリピン人の方など雇用する事も多い)日本語の通訳は非常に需要が高く、給与もとっても高かったです。しかも高級魚食べ放題。。。

今は巨大国家中国の人が魚を食べだしたりしたもんだから競りで負けたり、漁獲高制限、乱獲による海の資源の枯渇、環境保護団体のプレッシャーなどでだいぶ衰退した、と聞いてます。日本とアイルランドの軋轢といったら唯一この分野ではないでしょうか?一昨年かな?アイルランドの反捕鯨団体が日本大使館前でデモしていました。日本はこういう事自ら言いませんが、社会の動きとして見逃せませんね。

いずれにせよ魚好きの日本人はアイルランドでは少し苦労するかもしれませんね。





アイルランドのお魚事情を巡るUseful Links





アイルランド漁業庁 BIM, Bord Iascaigh Mhara は アイルランドのシーフード業界の振興、漁師、養殖、水産業者をサポートしています。






日本の漁業に関する報告書(欧州議会)





アイリッシュインディペンデント紙






近年多く登場している首都ダブリンのおいしいシーフードレストラン






 

  
Tecimerico was formed in Tokyo in 2009.
The band consists of;

Koyuki Yamato (Vocals & keyboard)
So Kashima (Drums)
Takumu Suka (Sax, flute & guitar)
Yuriko Tachibana (French horn)

We've been playing gigs three times a month on average,
and now we're playing more and more frequently. Our sound combines a cinematic atmosphere with a catchy pop feel, and includes elements of postclassical and electronica. Using a unique combination of modern and classical instruments to express our particular view of the world, we put everything we have into our performance for you!

【Career】

2010 onwards
7 performances at Design Festa, the largest art event in Asia, held biannually in Tokyo.

2012
4th place in Studio NODE's song competition.
Released 1st album "Landscape" on CD, iTunes and Amazon.
Album art by Rikako Yamakawa.

2013
Radio broadcast in New York.
2nd place in the "LIVE IN WORLD" competition in Yamagata.
Featured in art magazine "MeguRu".
Released 1st music video on YouTube.
French website 'kochipan' post an interview with us.

2014
Featured in music magazin "Chikashitsu-no-Kaibutsu2"
2nd place in the "Battle de egg" competition in Kobe.
An activity place is moved to Europe. 



Tecimerico

2009年結成、東京を中心に活動中。ジャンルはクラシカルポストロック。クラシックの楽器を使ってロックを表現している。
LIVEでは演奏に映像作品を投影し、まるで映画を見ているような、大自然の中で音楽を聞いているような、見ている者を知らぬ間にその独自の世界の中へ惹きこんでいく。