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2014年8月31日日曜日

【Ireland Live Report2014 】✈アイリッシュアメリカが夢見たビックゲームをもう一度~Croke Park Classic , Irish Legendary Showdown ~Dublin,Ireland✈



間違いなく、アイルランドは観光立国です。人口450万人に対して年間800万人を超えるお客様が世界からやってきます。

観光というと、なんだか開放的で聞こえがいいですが、このミドリの国にとってはとても重要なファクターです。

かつては様々な困難から多くのアイリッシュは不本意ながらも海外に新世界をもとめ移民として旅立ちました。

しかし、その移民も渡航先に無事に到着したからといって、安泰した生活が保障されているわけではまったくありません。むしろ、“祖国”へ二度と帰ることなく、その人生を閉じたアイリッシュの方が多かったのではないでしょうか?

そういった移民のルーツをもつアメリカ人の方の数は4000万人を越えます。
(これがセントパトリックスデー近辺の時期になるとなぜか“俺もアイリッシュ”と8000万人ぐらいになります・・・)

さらには、アメリカの人々にとっては大西洋をはさんだ、この小さなエメラルドの島がとても、なにか家族的に懐かしく魅力的に映り、祖先探しの旅をして思いを馳せたいといいます。こういう方々を取り込む方策が観光なのです。

そこで、この北米の同胞たちにうまくオカネをおとさせる戦略のひとつとして、近年抬頭してきた 「スポーツツーリズム」という考え方をアイルランド政府は重要視しています。日本でも、東京五輪招致決定以来この分野への関心は広がっていますね。

その一環として2年前にノートルダム大学ファイティングアイリッシュのアイルランド開幕公式戦をランズダウンで開催し大成功をおさめ、アイルランド政府はすでに隔年でのアメリカンフットボール公式戦開催の方針を決定しています。

今回やってきた大学はセントラルフロリダ大学(英: University of Central Florida)とペンシルベニア州立大学(英:The Pennsylvania State University)。

UCFはNASAのあるフロリダ州オーランドに1963年に設立された歴史の浅い大学。しかし地元の軍需産業ニーズに注目し理工系大学としてルーツをもち大成長をとげている新興大学です。アメリカンフットボールも近年は好成績をあげる注目の大学です。

Pennは、多くのプロフットボール選手を輩出している強豪名門大学。近年、アメフトコーチの少年への性的虐待問題から組織問題に発展したスキャンダルで全米を騒がせましたが、復活の序章としてこのアイルランドでの開幕戦を決定したという報道もあります。

さて、このUCFのヘッドコーチさんのお名前がGeorge O’Learyさんといいます。
ジョージ・オライリー・・・・
・・・もうおわかりでしょうか?




そう、このオライリーという姓、典型的なアイルランド姓です。
かれはアイリッシュアメリカでおじいちゃんはコーク出身!
奥様のシャロンさんはソーダブレッドを作るのが得意なのです。
アメリカでもセントパトリックスデーには参加されていて、とにかく今回の凱旋試合を楽しみにしていました。
今回、クロスゲームで試合には土壇場で逆転負けをくらいましたが、試合後は選手とパブでアイリッシュダンスを愉しんだそうです。

開催されたクロークパークは、そうご存知GAAの聖地。
アイルランド国技にあたるゲーリックフットボールやハーリングについて、クロークパーク職員による説明に選手もアメリカからきた記者団も興味津々聞き入ってました。

アメリカの同胞がアイルランドの聖地で試合を行う、苦難の歴史を決して忘れない先人の遺産に光をあてるワンゲーム。

しばしその模様を試合前日に開催されたメディアブリーフィングとあわせ、振り返りたいと思います。






















INJ interviewed Mr Niall McGurnaghan, who is the Chairman of Japan GAA. He kindly told us the attraction of Gaelic Football and Japan GAA.日本ゲーリック・フットボール・クラブ (JapanGAA) の会長にインタビューをしました。ゲーリック・フットボールについてお話をしてくれました。
     
Mr Niall McGurnaghan, Japan GAA Chairman
July 2012


What is Gaelic Football? ゲーリック・フットボールとは?
ゲーリック・フットボールはアイルランドの国技の一つで、伝統的にアイルランド国内だけでプレーされています。競技自体はサッカーとラグビーを合わせたような感じです。Gaelic Football is one of the Ireland's national sports and it is traditionally only played in Ireland. As a sport it is a bit like a mixture of soccer and rugby.

ゲーリック・フットボールのボールは円形で少しサッカーボールより小さいものです。革で出来ていて、サイズ5は男子用で、それより少し小さいサイズ4が女子用です。 ゲーリック・フットボールでは4歩まで手に持って進むことが出来、バウンドさせると更に4歩進めます。その後はソロという、足で自分に蹴り返すことをするか、そうでなければパスをします。パスはボールを手からキックするかフィスト・パス(ボールを掌か拳で打つ)をします。A Gaelic football is round, slightly smaller than a soccer ball and it is made of leather, a size 5 football is used for men's Gaelic and a slightly smaller size 4 is used for ladies. In Gaelic Football you can carry the ball in your hands for four steps and then you can bounce it once carry it four more steps and you need to solo (pass it from your foot back to yourself) or else pass the ball. You can either kick the ball from your hands or you can fist pass (striking the ball with the hand or fist) it.

ゴールポストはラグビーのものと同じH形をしています。ボールが H の下に入ったらゴールで、H の上を越えるとポイントになります。1ゴールは3ポイント分になります。ゴールキーパーがいて、ボールはどちらの方向にもパスできるのでフットボール(サッカー)に似てますが、オフサイドはありません。タックルは腕1つで相手の手からボールをはじき出したり、肩で押してボールを落とさせることが認められています。でも、体全体でタックルはしてはならず、また、スクラムもありません。その結果、ラグビーほど激しくはありませんが、動きが速くなります。The goalposts are the same shape as rugby posts, if the ball goes under the H it is a goal and if it is over the H it is a point. One goal is the same as 3 points. We have goalkeepers and you can pass the ball to any direction so it is like football (soccer), there is, however, no offside rule. Tackling using one hand to strike the ball out of your opponents hands and shouldering people off the ball is permitted, you cannot, however, use a full body tackle and there is no scrum, as a result the game is not as physical as rugby, but it moves faster.

# ハーリング(Hurling)はケルト族に起源をもち、スティックとボールを使用して行う屋外スポーツです。アイルランドを中心に行われ、ゲーリック・ゲームスの範疇に入ります。類似する競技に、主にスコットランドで行われるシンティ(shinty)、イングランドやウェールズで行われたバンディ(bandy)があります。また、女性選手が行うハーリング相当の競技はカモギー(camogie)と呼ばれています


#(アーカイブス)そうだ、体を動かそう!GAAスポーツスペシャル~アイルランドのスポーツ一挙紹介!愛国はスポーツの宝庫



















アイルランドのスポーツを取り仕切る紳士な“総帥”

Paraic Duffy

Paraic Duffy is the 18th Director General of the Gaelic Athletic Association and a former chairman of the Monaghan county board. He replaced Liam Mulvihill in February 2008. Paraic was the GAA's player welfare officer from 2006, prior to his appointment as Director General on February 1, 2008. In 2006, Duffy was the chairman of the National Audit Committee and worked on the Coaching and Games Development Committee between 2003 and 2006. He also has previously chaired the GAA's Games Administration Committee between 2000 and 2003. During his playing years as a Gaelic footballer, Paraic had played with Castleblayney Faughs and also was one of the selectors of the Monaghan senior county side between 1983 and 1987. He was previously a Secondary School Principal at St Macartan's College in County Monaghan. being the first lay principal of that Catholic college.

Padraig has presided over the greatest demise in the GAA's community focused nature and along with Liam O'Neill has led the greatest corporate sell-out of our national treasure since its foundation. In just a few short months the television rights that allow the people of Ireland watch their national game have been sold off to the highest bidder and our national stadium Croke Park has been treated like a cheap hotel venue, it too sold out to the highest bidder. The reply of Kerry v Mayo in Limerick is a monumental moment and shows a total lack of respect for both players and fans. It is an act which has set the clock ticking on the terms of both gentlemen.