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2011年4月16日土曜日

☆そうだ、体を動かそう!GAAスポーツスペシャル~アイルランドのスポーツ一挙紹介!愛国はスポーツの宝庫☆




アイルランド版運動会として日本でも開催されるアイリッシュ・スポーツデーは4月24日(日)に横浜カントリー&アスレティッククラブ(最寄駅:JR根岸線 山手駅)にて開催されます。


 震災後、「巣籠もり症候群」なる自粛の空気が日本にありますが、支援救援もカラダが資本!健康はとても大切なこと!我々が元気でなくてどうして東北の皆様を応援できる!ということで皆様のご参加をお待ちしております。
 
このイベントでは日本のではなかなか見られないアイルランド固有のスポーツであるハーリングやゲーリックフットボールの競技も見れそうです。また、実際にそれらのスポーツの器具に触れ遊ぶことも出来そうです。





アイルランドはスポーツが盛んな国家です。堅気なアイリッシュも一緒にスポーツをすれば
いいお友達になる、というのは私のアイルランドでの経験則から確信をもって言えること。

今回はアイルランドで名高い「規模がデカすぎるローカルスポーツ」アイリッシュスポーツを中心に情報をお送りします。



(競技の定義: Wikipedia UKをベースに表記)


◆ゲーリックフットボールって何ぞや?◆








ゲーリックフットボール(Gaelic football、アイルランド語:peil ghaelach)は、アイルランド発祥の団体球技です。

アイルランドでハーリングと並んで国民的人気スポーツのひとつで、ゲーリック・ゲームスとして国技にも数えられています。

運営母体は1884年に設立されたゲーリック体育協会(Gaelic Athletic Association、略称:GAA、アイルランド語:Cumann Lúthchleas Gael)。





(概要)



サッカーとラグビーの中間の様なフットボールですが、起源は16世紀から17世紀頃と古く、フットボールが発祥した当時の形に一番近い競技であると言われています。

1チーム15人のプレイヤーで編成され、相手チームと対戦します。手足を使い、ボールをH型の相手ゴールに入れる団体球技。

H型ゴールの下の部分はサッカーゴールの様にネットが張ってあり、上の部分はラグビーのゴールポストの様になっています。ゴール前のポジションにはゴールキーパーが守っています。

ゲーリック・フットボールのボールは皮製の円形で、サッカーボールより若干小くできています。男子用と女子用ではサイズが異なり、女子用は少し小さいサイズのボールを使用します。

4つのプロヴィンスのチャンピオンを決め決勝に残った州代表チームがクローク・パークでオールアイルランド・ファイナルを争います。

これがとにかく盛り上がる、80000人超の観衆が大挙やってくるのです。


そう、つまりはGAAの聖地こそクロークパークなのです。

(GAA発足の地は、ティペラリー:ターラスにあるヘイズホテルになります)

Hayes Hotel is a hotel in Libery Square Thurles, County Tipperary, Ireland. In 1884 the Gaelic Athletic Association was founded in the billiards room of the hotel.










◆クロークパーク(愛: Páirc an Chrócaigh, 英: Croke Park)◆











アイルランドのダブリンにある、愛国最大のスポーツ機構 GAA (ゲーリック体育協会)の主要スタジアムの一つです。、GAA本部もここに所在。現在、国内最大のスタジアムでヨーロッパの中では4番目に大きいスタジアムとなっています。
スタジアムオタクの自分が言うのもなんですが、かなり歴史を感じながらも美しいスタジアムで大好きなスタジアムの一つです。

ゲーリック・ゲームスの専用スタジアムでしたが、改修中のランズダウン・ロードに代わって2007年からサッカーとラグビーの国際試合が行われるようになりました。




それではここで、アイリッシュネットワークジャパン東京の
藤井スタッフによる「お蔵入り体験記」をみてみましょう。




CROKE PARK&GAA MUSEUM訪問記

    Report; Irish Network Japan Tokyo   Daishiro Fujii 








記録的な大雪の余韻が残る昨年の2010年12月11日土曜日の午後、Gealic Sportsの聖地Crock Park Studiumに一路向かいました。

Connolly station から北に10分ほど歩くと、そそり立つような巨大なスタジアムが見えてきました。その大きさはまさにIrelandの魂が宿るにふさわしい貫禄で、気持ちが一気に高ぶってきました。

GAA Museamの入り口に向かいましたが、これがなかなかわかりにくい!!最初Goodsshopに行ってしまい、そこで入り口を聞いたらぐるっと回った反対側とのことで、雪が残る道を滑らないよう歩いて行くと、ようやく入り口に着きました。ドアを開けるとFriendlyなスタッフが出迎え、チケットを買ったところで、ここのハイライトであるスタジアムツアーを申し込むとあと10分でスタートとのこと、「You are Good Timing!」とスタッフに言われ、ロビーでその時を待ちました。






アナウンスがあり、十数名の参加者が集まると、男性のガイドに促され、先ずはスタジアムの説明とガイドの自己紹介、そしてスタジアム紹介の映画を見た後、ツアーが始まりました。スタッフ用の通路に出で、時折ガイドの話を交えながら歩いて行くと、かつてモハメド・アリが入場したというゲートから美しいフィールドが見え、高ぶる気持ちを抑えながら広大なスタジアムの通路を歩き続けました。

小さいドアを入ると、そこはロッカールーム、普段は入ることのできない場所に入れたことだけでも大感激です!そしてトレーニングルームやレセプションが行われる選手用のパブ!(さすがアイルランド)まで入ることができました。

そして、このツアーのハイライト、選手用の通路よりピッチに出て、フィールドのすぐ脇まで行けたのです。8万人収容の巨大な観客席に囲まれた美しいピッチに立った時、アイルランドの魂を思わず感じてしまいました・・・。







この後、スタンドに上がり、大統領が訪れるVIPシートや、部屋の中から試合が観戦できる特別室をみました。そしてこのツアーのいいところは男性ガイドが親切なこと、とても気さくで楽しい方でした。私が日本人だとわかると、「日本で一番大きなスタジアムはどこ?」とか、日本のスポーツについて聞いてきたりして、すっかり打ち解けて楽しいツアーになりました。

アイルランドのスポーツの聖地であるCrock Park Studium、行く価値ありです。

ダブリンへ行った際はぜひ行きましょう!!(了)









クローク・パークは常にアイルランドの歴史の舞台となって来ました。 GAAはアイルランド固有のスポーツと文化を守るという趣旨にて設立されたゆえ、クローク・パークは1884年の建設以来、ゲーリック・ゲームスを中心に使用されてきたのです。 そう、つまりはフットボール(サッカー)などふざけんな、と。歴史的象徴事件と言えば1920年11月、アイルランドのイギリスに対する独立戦争の際に発生した、イギリス軍のブラック・アンド・タンズによる発砲事件でしょう。クロークパークに装甲車で突入、無差別に発砲し多くの死傷者を出しました。それ以来、「クロークパーク=反英闘争の地」という構図ができていたのです。ご存知の方もいると思いますがホーガン・スタンドの名前はこの時の犠牲となった選手の名前から付けられています。それからは、アイルランド内戦後の復興にゲーリック・ゲームスは人々の心の傷も癒す役割をはたしました。クローク・パークのゲーリック・ゲームスの独占使用に関してGAAのエゴが強調されることもあったのですが、クローク・パークのアイルランドの歴史の中で果たした役割も考慮に入れなければならないと思います。

すなわち傷ついた、アイルランド国民の心のよりどころでもあったわけでその役割は絶大なものであったのです。


 




通年、「アイルランドのスーパーボウル」なるオールアイルランド・フットーボール・ファイナルはクロークパークでの開催なのですが、アイルランド国家史上最悪の悲劇となった「ジャガイモ飢饉」がふきあれる1947年は唯一、国外で開催されました。
それはどこかお分かりですか?


そう、現在4000万人のアイリッシュが居住している「移民大国」アメリカ合衆国・ニューヨークで開催されたのです。





それからもう一つ、クロークパークでは歴史的イベントがありました。元来、ラグビーやフットボールはクロークパークでは行われなかったのですが、2006年にラグビーやサッカーの国際試合を開催していたランズダウン・ロードが老朽化のため改修工事が決定したのです。ここは立ち見席も含めて5万人程度の収容能力です。おりしも当時は北アイルランド和平が進展していた時期で2007年にシックスネイションズの開催も決定しており、「クロークパークでサッカーやラグビーをやるのか」という大命題があったわけです。侃々諤々賛否両論が愛国を覆いましたが最終的にアイルランドは未来志向の選択肢をとったわけです。2007年2月24日、ラグビー・シックス・ネイションズ:アイルランド対イングランド戦がクローク・パークで開催。歴史的な一日となったのです。心配されたイギリスの国歌 「God Save the Queen」も問題なくクローク・パークで歌われブーイングする観客もいなかったのです。試合は友好的な雰囲気の中で行われ、アイルランドの勝利で終わったのです。








これは感動しました。本当に・・・・









前述した、ランズダウンには「アビバスタジアム」という
極めて近代的な巨大スタジアムが完成しました。






















ちなみに「アビバ」とは「加トちゃんのパソコンでアビバ」のアビバでなく
ロンドンにある大手保険会社「アビバ」のネーミングライツになります。

本年、5/18にはUEFAEuropean club final がここアビバ・・・いや
ダブリンアリーナで開催されます。
(UEFA規定によりネーミングライツをとった呼称にて開催)

サッカーフリークにはたまらんイベント間違いなしです!

http://www.uefa.com/uefaeuropaleague/final/stadium/index.html#2011+final+dublin+arena








http://www.avivastadium.ie/










アビバスタジアムの完成によりFIFAの国際試合を始め、サッカー・ラグビー環境は大きく向上したことになります
またクロークパークも含めて、コンサートや野外イベントなど多目的でも使用されアイルランド国民イベントのランドマークとなって今日もその姿を見せてくれています。


アイルランドに行かれたら、この2つのスタジアムは是非訪問されることを推奨します。












それではアイリッシュスポーツの代表的なものをラインアップしてみましょう。



ハーリングHurling)◆



ハーリング(Hurling)はケルト族に起源をもち、スティックとボールを使用して行う屋外スポーツです。アイルランドを中心に行われ、ゲーリック・ゲームスの範疇に入ります。類似する競技に、主にスコットランドで行われるシンティ(shinty)、イングランドやウェールズで行われたバンディ(bandy)があります。また、女性選手が行うハーリング相当の競技はカモギー(camogie)と呼ばれています。















もう10年以上前でしょうか?はじめてアイルランドの家族に会い
に行ったときにまず連れていってもらったのが、地元アイルランド・コークのハーリングの試合でした。
家にはスティックとボールがゴロゴロあります。
試合の雰囲気も結構エキサイト。アメリカでMLB,NBA,NFL,NHLを嫌というほど観戦しましたが、観客の雰囲気はNHLアイスホッケーの感覚ににていた、と記憶しています。









女性は「カモギー」!!







http://www.camogie.ie/





◆ラウンダース(Rounders)◆





野球の元祖といわれるラウンダース(正しくはラウンダーーズ)はバットとボールを使うアイルランドのスポーツです。人気は高くはなくラウンダース・カウンシルというGAAの下部組織で運営されています。似たゲームがイギリスでも行われています。





◆ゲーリックハンドボール(アイルランド語: Liathróid Láimhe・英語: Gaelic handball)◆


ゲーリックハンドボールは、ゲーリック・ゲームスと総称されるアイルランドの伝統的なスポーツの1つです。


GAA (ゲーリック体育協会)が統括し、傘下のアイリッシュハンドボール協議会が運営にあたっています。四方を囲まれたコートで壁に向かってボールを打ち合う姿はスカッシュやラケットボールによく似ていますが、ラケットではなく専用の手袋をはめた手でボールを打つ点が異なります。アイルランドで単に「ハンドボール(Handball)」と言った場合、ほとんどの場合このゲーリックハンドボールを指すことになります。アメリカにはアメリカン・ハンドボールと呼ばれる非常によく似たスポーツがあり、交流戦が行われているようです。












Irish Sports Day


アイリッシュ・スポーツ・デー


(東日本大震災被災者支援募金イベント)


開催のお知らせ



ジャパンGAA &関東ケルツと一緒に今年もアイリッシュ・スポーツ・
デーを楽しみませんか?


今年のアイリッシュ・スポーツ・デーは、3月11日の東日本大震災により被災された東北地方の方々を支援するため、ワシントンDCの援助団体「グローバルギビング - 日本のための募金」との被災者救済活動への募金イベントとなります。


イベントでは、どなたでもサッカーやゲーリック・フットボールを楽しめ、初めての方やお子さんのためのレッスンもあります。また、アイリッシュ・ミュージックや賞品が当たるくじ引きもご用意。そして、この日に集められたお金は全て「グローバルギビング - 日本のための募金」に寄付されます。




奮ってご参加下さい。


開催日時



2011年4月24日(日)


11:15~17:30



開催場所

横浜カントリー・アンド・アスレティック・クラブ






地図・アクセス(PDF):


http://www.ycac.or.jp/Files/System/about_us/access_map/YCAC_PrintMapA4.pdf














◆ゲーリック・フットボールの魅力とは?◆

Japan GAA 会長、バーバラ・ウーリーさん

http://www.japangaa.com/



INJ ARCHIVESより)




ゲーリック・フットボールはアイルランドの国技の一つで、伝統的にアイルランド国内だけでプレーされています。競技自体はサッカーとラグビーを合わせたような感じです。

ゲーリック・フットボールのボールは円形で少しサッカーボールより小さいものです。革で出来ていて、サイズ5は男子用で、それより少し小さいサイズ4が女子用です。 ゲーリック・フットボールでは4歩まで手に持って進むことが出来、バウンドさせると更に4歩進めます。その後はソロという、足で自分に蹴り返すことをするか、そうでなければパスをします。パスはボールを手からキックするかフィスト・パス(ボールを掌か拳で打つ)をします。








ゴールポストはラグビーのものと同じH形をしています。ボールが H の下に入ったらゴールで、H の上を越えるとポイントになります。1ゴールは3ポイント分になります。ゴールキーパーがいて、ボールはどちらの方向にもパスできるのでフットボール(サッカー)に似てますが、オフサイドはありません。タックルは腕1つで相手の手からボールをはじき出したり、肩で押してボールを落とさせることが認められています。でも、体全体でタックルはしてはならず、また、スクラムもありません。その結果、ラグビーほど激しくはありませんが、動きが速くなります。

なんだかオーストラリアン・ルールズ似てると思いませんか。オーストラリアン・ルールズは、長年に渡って何千ものアイルランド人がオーストラリアに移民をした結果、ゲーリック・フットボールから発展したものだろうと考えられています。今ではインターナショナル・ルールズという、オーストラリアン・ルールズとゲーリック・フットボールを合わせたゲームまであり、毎年インターナショナル・ルールズ・シリーズとして2国間でプレーされています。





~楽しみがいっぱい~


ゲーリック・フットボールはとてもエキサイティングなゲームで、日本では男子と女子の両チームあります。 私たちの選手はアイルランド出身だけということは決してなく、日本を含め、トルコ、アメリカ、オーストラリア、スコットランドと挙げて見ただけでも幅ひろく違った国から来ています。アイルランド人を含めて、殆どの人がゲーリック・フットボールを以前にプレーしたことが無く、皆、同じようなレベルです。プレーした経験はJapanGAAでは必要ありませんので、誰でも歓迎です。楽しんで、新しい友達をつくることが目的で、何よりも職場や教室を出て広いところでスポーツをすることは気持ちが良いものです。



ゲーリック・フットボールはプレーするのに素晴らしいゲームですが、JapanGAAでは遊びのことでも真剣です(^_^)。 トレーニングの後は大抵ビールを少し飲みに行きますが、やはり自然とゲーリック・フットボールの話題になってしまいます。でも、これは一緒にプレーをする仲間と親しくなるには最適で、トレーニングの後に友情も芽生えるかも知れません。私たちはまた、バーベキューやチーム旅行、クリスマス・パーティーなど多くの楽しいイベントも行っています。






~エイジアン・ゲーリック・ゲームス~

JapanGAAの毎年恒例の大きなイベントはエイジアン・ゲーリック・ゲームスです。これは1996年以来、年に一度行われる7人制ゲーリック・フットボールのトーナメントです。日本やシンガポール、香港、台湾、ドバイ、アラブ首長国連邦、上海、韓国などアジア一帯から、デレク・ブレイディー杯とレイディース杯のために毎年競い合います。去年トーナメントは香港で開催され、日本の女子チームは手に汗握る接戦の末、レイディース杯を勝ち取りました。エイジアン・ゲーリック・ゲームスはアイリッシュの伝統としてゲームが終わっても終了しないで、夜は各チームの選手が集まってパーティーに繰出します。例えば去年は香港ハーバーのクルージングが土曜の夜に催され、とても素晴らしい夜でした。









CIE GAA 125周年★





本年2011年は CIE GAA設立125周年になります。


アイルランド運輸公団(CIE)はアイルランドの国営運輸サービス機関です。CIEグループは1つの持株会社と、国内全域に電車、バス路線、長距離バスおよび補助輸送サービスを運行している3つの営業子会社で構成されています。アイルランド鉄道は全国的な主要鉄道、ダブリン地区快速電車(DART)、LUAS,他の郊外鉄道、貨物鉄道を運営しています。アイリッシュ・バスはダブリン市を除く全国のバス輸送網を運営。このなかには主要都市を結ぶ高速バス、コーク、ゴールウェイ、リムリック、ウォーターフォード各市内のバス路線、地方バス路線、国際バス路線が含まれます。ダブリン・バスはダブリン首都圏のバス路線を運航。
詳しくはHPを参照下さいませ。