いよいよ日本各地で開催されるセントパトリックスデーパレード。
日本のみならず世界の大人から子供まで「緑」のコスチュームを身にまとい、「聖パトリック」を祝います。
・・・でもちょっと待てよ、お祭りとはいえ、私たち日本人は「聖パトリック」さんのことをよく・・・いや、ある程度でもわかっているのでしょうか?
奴隷になったり、かなりご苦労されたとも聞いてます。
アイルランドにある聖パトリック「ゆかりの地」を歩くとそこには近代文明とはかけ離れた、厳かな空気が流れています。
雄大な自然、荒涼とした聖なる地、アイルランドらしいスペキュタクラースポット、どれもあてはまりますが・・・さあみなさん、難しい歴史学は抜きにして一緒に歩きましょう・・・・彼のたどった足跡を・・・・そして、彼を祝うため・・・・
Jump into Ireland ☨Christian Heritage
聖パトリックスさんが山に登り40日間断食し・・・
祈りを捧げ、アイルランドから蛇を追い払ったとされる聖なる地・・・・
といってもバックパッカーさんの格好のスポットにもなっており
勿論巡礼者の方々も毎年何万人単位で訪問します・・・・
標高764m,頂上からはアイルランド:ウエストコーストを眺望できます。
皆様をお出迎え・・・
聖パトリックさんの「寝どころ」・・・・風邪ひかないのでしょうか・・・
バックパッカーマガジンにも紹介されるスポットです・・・・
(バーチャルツアーはいかがですか?)
Slemish mountain (Co Antrim)
聖パトリックさん、奴隷で働かさせられた地・・・・
英国から誘拐され奴隷として働かせられた・・・恐怖の地・・・
労働期間は「6年」・・・・強制された業務は「羊飼い」・・・・(ーー;)
聖パトリックさんの人生の旅程はすべてここでわかります。
ちっちゃな博物館ですが世界的にも貴重なミュージアムとして知られてます。
ダウン州にあるグレイ修道院~修道士は人里離れた場所に居を構えたため
現代でも近代開発の波から離れた環境にてその姿を見せる・・・
まさにクリスチャンヘリテージの賜物・・・
Struell Wells(Co Down)
聖パトリックさんが「素っ裸」で夜通し詩を詠いながら水浴びをした「聖なる井戸」
Well とは「井戸」のこと・・・
ヒーリングパワー全開のスポットとしてもよく紹介されます。
ミステリアスな雰囲気を醸し出す「名所」は北アイルランドによって全面保護されており
状態は常に最高です・・・・貴方も「水浴び」してみたら?
Downpatrick(Co Down)
~ガイドブックに載らない聖パトリックさんの「故郷」~
聖パトリックさんはこのダウンパトリックから少し離れたソールという集落で
なくなったと言われてます。
大聖堂やビジターセンター、さらには保存蒸気機関車もありますがトップシーズンでも、そんなに観光客は多くありません。
起伏にとんだ町並みは、聖パトリックさんと共にゆっくり、ゆっくり時間を刻んでいるように見えます。
アイルランド最東部に位置するこの町を静かに旅するのもまた趣があるのです・・・・
http://www.downcathedral.org/
パトリックおじさんのテーマパークもココ、ダウンパトリックに・・・・
http://www.saintpatrickcentre.com/
永遠の眠りにつく聖パトリック・・・・
パレードを見守ってくれていることでしょう・・・
廃線跡を利用しポッポが激走しています・・・・
Armagh (Co Armagh)
聖パトリックが初めて石作りの教会を建立した宗教古都
ケルト宗教:ドルイドとの「折衷策」でキリスト教をうまく布教したパトリックおじさんのホームグラウンドともいえる町です。
ローマ・カトリックとプロテスタント、2つの聖パトリック大聖堂があります。
たしかアーマーの大司教が一番権限が絶大です・・・・・
(アイルランド教会は12の司教区構成、アーマー大主教(The Archbishop of Armagh)が全アイルランドの大主教。)☞これはアイルランド教会(英国国教会系)
一方、アイルランドにおけるローマカトリックは・・・・☞
(北)アーマー、(東)ダブリン、(南)カシェル、(西)トゥームの4エリアゾーンで構成。アーマーの大司教が全アイルランドの大司教であり枢機卿(Cardinal)といわれ一番権力絶大です。この辺りは様々な文献がありますのでその方面に関心ある方は学んでいただければ幸いです。
アイルランド東部の夜はとっても空が澄みます・・・この前はオーロラも見れたって報道ありましたね・・・
そう、ここはアーマー天文台があることでも有名です。
Book of Armagh・・・・聖パトリックさんのことが詳自らの言葉で詳ししく書かれています・・・
・・・どうでしょうか・・・
聖パトリックスさんの軌跡をピックアップしましたが
これは本当に「ほんのちょっとです・・・・」
まだまだ彼のゆかりの地はアイルランドにあります。
パレード開催の暁には聖パトリックさんへの「無断無料肖像権使用!?」に御礼を兼ねアイルランドを旅されてはどうでしょうか?きっと彼も喜ぶと思います・・・・
それでは最後にキリスト教信者最強にして最難関の巡礼地であったアイルランド:スケリッグ・マイケル(ユネスコ世界遺産)にてお別れです・・・
Jump into Ireland
セントパトリックスデーパレードはもうすぐです・・・
St.Patrick's Day Parade ALL JAPAN