2013年春、現地アイルランドから発信する最初のブログはINJ四国/香川県高松市に本拠を置くアイリッシュパブ「クラック」小林オーナーの奥様でスーパーマムジャパン代表の小林直美さんのブログです。
当ブログオフィシャルライター2人目の誕生で、その卓越した語学力を培った思い出の地・アイルランドについて語っていただきます。
ショートコラムスタイルですが、今回は初回特別編成で数本の原稿を一挙公開。
英語アレルギーの方も楽しく読めるようアレンジされています。
楽しく英語、楽しくアイルランド・・・・・
✈アイルランドが私の運命の人を連れてきた?!✈
Ireland brought me my love?!
みなさん、はじめまして、こんにちは。”Learn Japan, Be Global”をキーワードに、日本人のための日英バイリンガル教材の研究・開発・販売を行っているSupermom Japan代表、小林直美です。
学生の頃は大嫌いだった英語。一生使うことなんてない、なんて思ってた英語。しかしどうしてもニュージーランドでお世話になったホストマザーとコミュニケーションがとりたくて、20歳から本格的に英語学習を始め、大卒後、カナダ留学。20代・30代と仕事やプライベートでいろんな国を訪れ、様々な人と出会い、楽しみながら、そして時にはくじけそうになりながらがむしゃらに頑張った結果、最終的にはオンライン大学で講師をさせていただけるまでになりました。
現在は、アイリッシュ・パブを持つ主人と幼稚園に通う長男と故郷である香川県で大好きな瀬戸内海を毎日見ながら、家事に育児に仕事に励んでいます。そして、英語ではこんなふうに頑張るママをsupermomといいます。Supermom Japanには日本で頑張る、世界で頑張るすべてのママを応援する気持ちが込められています。
さあ、私とアイルランドの深い?関係についてですが、せっかくですから実際に現場で使える便利な英語のフレーズなどを交えながら振り返っていきたいと思いますので、皆さんも一緒に旅をしているつもりで楽しんでくださいね。
でも、そもそもどうして私がアイルランドに旅をしたのか。しかも新婚旅行で。(新婚さんならほかにも行ける国はいろいろあるのに)なぜ、わざわざ、アイルランドだったのか。それは、あのおいしいビールのせいだ。日本にいるときはお腹が張るビールよりもほとんどその他のアルコールを飲んでいた私だが、あれは確か2回目にカナダに留学した2000年のこと。留学先の街で初めて「アイリッシュ・パブ」というものを知り、心地よいその雰囲気にすっかり魅了され、そこで初めて飲んだ「キルケニー」というルビー色の美しいアイリッシュ・エールに一瞬にして心を奪われてしまった。あの色といい、クリーミーなtop(泡の部分)といいそれまで私が飲んでいた日本のビールとは全く違う。ビールが苦手な私が普通にお替りできる。「こんなにおいしいビールをつくる国はどこだ!?」
それが、アイルランドだった。
(Where
does this beer come from? Where is it made? →And that’s Ireland.)
(余談ですが、海外へ旅行して地ビールや地ワインが飲みたければ、
Do you
have any local beer/ wine? などと尋ねてぜひ、トライしてみてください。そこでしか飲めないお酒は貴重ですし、そうすることによって地元の人との会話のきっかけにもなるはず。)
その7年後、田舎から上京し、ただおいしいキルケニーを飲んで歩いて帰れるから、という理由だけで職場からかなり遠い街に私はアパートを借りてしまった。同僚からは苦笑されたが、しかし、そのパブで現在の私の夫となるべく人との出会いが待っていたのです。(出会いはどこにあるかわかりませんよね~。You never know!)でも、これ、考えてみれば、そもそもわたしがカナダでキルケニーにはまらなければ、彼との出会いはきっとなかっただろうし、ということは、アイルランドのこのおいしいビールがわたしの運命の相手を連れてきてくれた、ということですよね?じゃあ言い換えれば、わたしと彼はアイルランドでつながっているということ?!
おお、アイルランドよ、ありがとう!(Thank you, Ireland! YOU brought me my love.)
こうして、アイルランドでパブクロールすべく最強パートナーを見つけた私に、2007年3月、とうとうそのときがやってきた。しかも、彼が働くパブの常連客の一人であったTさんの「もしアイルランドに行くことがあったらぜひ会って来てほしい人がいる」ということで、行ったことない国にすでに待っている人がいるというありがたい状況の中で…
ニューグレンジ:まるで日本の古墳のよう…
✈パブ文化はアイルランド文化✈
Pub culture is part of Irish
Culture
ダブリン行の飛行機の中、私の頭はキルケニーのことでいっぱい。
このまま入国審査で“What’s your purpose to visit Ireland?”
と訊かれたら、間違いなく
“For
a pub crawl!”(パブめぐり)
と本気で言ってしまいそうな勢い。
でも、今回の旅行では大切なミッションがもうふたつ。ひとつは、本場の「セント・パトリックス・デー・パレード」を見てくること。そしてもうひとつはTさんのお知り合いDavidに会ってくること。
ただ、そこは、やっぱりビールで結ばれた私たち。アムステルダム経由ダブリン行きだったが、ダブリンまで待てず、待ち時間に空港内のパブで、フライング。初めて入っても、なぜか懐かしい、落ち着くのがパブのいいところ。
ところで皆さんはパブの語源を知っていますか。
pubはpublic houseの略で、アイルランドではパブの社会的役割が非常に大きいようです。パブは単にお酒を飲むところではなく、その地域のコミュニティーセンターのような役割を持ち、老若男女が世代も職種も関係なくおしゃべりをし、音楽を聴いたり、モニターでスポーツ観戦したりしながらさまざまな情報交換をする場所なのです。すなわち、人と人とがつながる場所、それがパブなのです。ですから、幼いわが子を連れて今日は家族みんなでちょっとパブまで、なんて普通です。いわゆる日本の「パブ」とはまったく違うんですよね。
さて、ここで、「パブでのビールの頼み方」を見てみましょう。
店内に入ると、カウンターの中にいる店員さんがだいたい
“Hi!”
(=何飲む?)という感じでオーダーを訊いてきます。
そんなときは、さらっと
“Hi!
(A) Pint of Guinness, please.” (ギネスを一杯!)と言えれば、決まりますね!
ちょっと長くて覚えられない。もっと簡単な言い方ないの?
ならば”(A) Guinness, please.”でもいいでしょう。
もし、お友達の分も注文したいのでふたつ同時に注文したいというのならば、
“Two
pints of Guinness, please.” もしくは ”Two Guinness, please.”
という言い方もできます。
pint の発音はピントでなくて、[pa'int](パイント)。
1パイントは568mlなので約500㏄と覚えておけばいいですね。
私はあまりお酒飲めないのでちょっとだけ、という方。
half pintということばも覚えておいて損はないかも。
(ただし、ギネスの国アイルランドでギネスをハーフパイントで飲むなんて邪道かもしれませんが…)
ただ、飲めなくても楽しめるのがアイリッシュ・パブのいいところ。パブの雰囲気だけでも味わいたい、そんな方は是非、おいしいパブフードを楽しんできてください。
メニューを見ながら、
“What
do you recommend?”と訊けば、
お勧めの料理を教えてくれるはず。
そして、飲み物のオーダー時には
“Do
you have soft drinks?” と尋ねてみてはいかがでしょうか?
家庭的な味が楽しめるパブ料理:
アイルランドでおいしいものを食べたいなら、迷わずパブへ。
新鮮なラム肉を使ったラムシャンク(奥側)は特にお勧め。
ここでちょっとアドバイス。英語も日本語と同様、カジュアルな言い方からフォーマルな言い方まで表現方法はたくさんあります。例えば、私は、アイリッシュ・パブやファストフード店などでオーダーするときは、
”Can
I get…, please?”をよく使いますが、ちょっとかしこまったレストランなどで
テーブルについてオーダーをするときは、
”I
will have…, please.”と言います。
気取らず入れるアイリッシュ・パブでは、カジュアルなオーダーの仕方がしっくり
きますよね。
✈初めましてDavid!✈
Meeting with David
さて、無事、ダブリンに降り立ち、翌朝、Tさんのお知り合いのアイルランド人Davidが私たちをユースホステルまで迎えに来てくれました。
ここで自己紹介の英語を少し。
Hi, you
must be David!
(フロントデスク付近で明らかにきょろきょろして誰かを探している様子だったので
すぐに彼とわかりました)
Nice to see
you. Thank you for coming to pick us up. We heard a lot about you from Mr. T.
He was missing you.
(初めまして。迎えに来てくれてありがとう。竹内さんからあなたのことはお伺いしてますよ。あなたに会いたがってました。)
ところで、ですが。
上記は初めましてのあいさつですが、普段のHow are you?というあいさつの問いかけに皆さんはどのように答えていますか。決して”I’m fine, thank you. And you?” などと、教科書から切って取ったようなそのままの英語を使っていませんよね?いやいや、悪くはないんですよ、でももう少しちがった答え方をしてみませんか。そのほうがCoolですから。
変答例
①I’m good.
②I’m OK.
③Not
so bad.
④Not
good. I have a cold.
などなど。
ついでですからもう少し脱線を。
‘How
are you?’と似た問いかけに、’What’s up?’(何してる?最近なんかあった?)というのがあります。
こう訊かれたら
例えば、
①Not much. (別に特になにもないよ)
②Same as usual.(別に変わりないよ)
具体的に答えたいなら、例えば、
①Oh,
I’m meeting my friends.
②I’m on the way to the library.
③I’ve just got a drivers license.
などなど。
さて、Davidの話に戻りましょう。彼が私たちを案内してくれたのは彼自身のhome townの近くにあるNewgrange(ニューグレンジ:驚いたことに、このニューグレンジはあのピラミッドやストーンヘンジよりも古く、今から約5000年前に造られたものだそうです。日本でいうとちょうど縄文時代中期。そのころのものがそのままの姿で残っているなんてすごいですよね)とHill of Tara(タラの丘)、そして、映画「ブレーブ・ハート」でロケにも使用されたという古城にも少し立ち寄り、ダブリンまで戻ってきました。
そこで、ちょっとtemple barを散策しようということになり、感じのいいレストランでティータイム。
フレンドリーなアイリッシュ・スマイルでお姉さんがオーダーを訊きに来てくれました。
すると、Davidは、
“Well, I’m not so hungry…(あんまりお腹がすいていないから…)”と、言いながら、
巨大なステーキ!を注文。さすが、アイルランド人はお腹がすいてなくてもこれくらい
普通に食べるんだ、と驚いた私たち日本人。
一方、私は
“Ah… I’ll have mushroom sauté,
please.”
“OK…(…しばらく沈黙。次のオーダーを待っている様子)…That’s it?”
“Yeah,
that’s all. I’m not that
hungry.”
どう見てもサイドメニューしか注文していない変なAsian girlにお姉さん爆笑の
瞬間でした。
でも驚いたのはこのあと。グラタン皿のような器にてんこ盛りにソテーされた
mushroomが出てきた。
“That’s a lot!”
思わず叫んでしまいました。これがアイルランドサイズ?
でかいよ。多いよ。食べきれないよ。
かくして、私のアイルランドの旅は始まったのです。
タラの丘:よく見ると虹が…
このような古城はアイルランドのいたるところにある
わたしたちは「日本を学んで世界を渡ろう」のメッセージを発信し、
この国の英語教育を変えていきたいと願っています。
この国の英語教育を変えていきたいと願っています。
日本人が真の国際人になるためにこれからも日本を題材とした
日英バイリンガル教材の研究・開発・販売を行っていきます。
日英バイリンガル教材の研究・開発・販売を行っていきます。
真の国際人になるための大前提は、まず、自分の国を知ること。
どうかわたしたちに賛同し、応援してください。
Supermom Japan was founded to make a change in Japanese English
education. If your child was born to be Japanese and to learn English, it is
very important for him or her to grow Japanese identity while they learn
another language.
We believe that confidence will come to your child by learning the
roots of Japan and Japan itself when he or she communicates in English.
This is why we research and develope bilingual learning materials
for Japanese.Learn Japan, Be Global! This is the key to remeber. By doing so,
you too can change the Japanese English education with us.
<つづく>
アイルランド散歩
2013.4.3