✈Oh, Ireland, Ireland, Ireland!✈
アイルランドよ、たくさんの思い出をありがとう!!
さあ、いよいよやってきました3月17日!!3月17日March 17と言えば St.Patricks Day!!This is what we
came for!!ですよ。(セントパトリックはアイルランドの守護聖人でシャムロックを持って三位一体を説き、アイルランドにキリスト教を広めた。3月17日はその彼の命日)本場アイルランドで生のセンパト・パレード=センパレを見る!ついにその瞬間が刻々と迫ってきている!!
あいにくこの日のお天気は曇り。ちょっと雨が降り出しそうな空模様。。。正直、身に応えるほどの寒さ…。でもお祭りムードは満点。見て、この人だかり。みんな、グリーンだ!こどもたちのコスチュームもフェイスペイントもかわいい!
パレードは定刻よりかなり遅れて始まったように記憶しているが、待っている間もパレードを見ようと沿道に集まった人たちを見ているだけで楽しい。
This is Ireland!!
街の中のメインストリートを車両通行止めにして、生演奏をバックに次から次へと出てくる手の込んだ大型の出し物たちに忙しくシャッターを切る私。大人も子供も大興奮!たぶんすごくお偉いさん(Mayor?)なのであろう。シンデレラの馬車に負けないほどのきらびやかな馬車に乗った男性に、ユニホーム姿の様々な団体、そして警察犬や馬にまたがった警官なども一般人に混ざってパレードしている。このお祭りが街中いやアイルランド国総出で執り行われているのがわかる。
さて、見ているだけでもお腹はすいてくるもの。腹ごしらえにまたまたテンプルバーへ。
ここであるパブに入ると日本では見たことのない直径15センチほどのどデカいコースターにパートナーが大興奮!これをぜひ日本に持って帰りたいといい始めた。
「店員さんに訊いてみたら?」
と冷たく突き放したら、なんていうかわからないから訊けないと…しょうがないからその場で伝授。
訊き方は単純だ。
でも、決して Give me this coaster. などというtoo direct(あまりにもダイレクト)な幼稚的な言い方はしないこと。
大人ならhaveを使って、
Can I have
this coaster, please? と言ってみよう。
でも、これだけだとまだ少しぶしつけな感じがするので、できれば、補足としてなぜ欲しいのかを付け足そう。
例えば、
This coaster is really cool! I have never
seen one like this in Japan. Can I have it?
「このコースターとてもかっこいい!!こんなの日本で見たことない。これもらってもいいですか?」
日本人は褒めたり褒められたりが苦手かもしれないが、何か欲しければ最初にとにかく褒めるというのも欲しいものを手に入れる有効な手の一つである。英語では特にそれをためらいもなく大げさに言ってしまうと結構そのあとのコミュニケーションがスムーズにいったりする。
でも結局、恥ずかしくて訊けないと言い訳をするパートナーのために、最終的に私が訊くはめに…そして、次のように店員さんに説明。
He likes this coaster so much that he wants
to take it back to Japan. Could he have it?
「彼、このコースターがすごく気に入ったみたいで日本に持って帰りたいっていうんだけど…いいかな?」
懐かしい。so ~ thatの文法。こんな風に使えるとナチュラルですね。
すると、フレンドリーなお兄さんは
Sure sure. Would you like more? We have
many.
とのこと。
Really? Oh, please! Thank you so much!!
これだけの会話で驚くほどたくさんのコースターをもらえた。そのもらったコースターたちは今、主人のアイリッシュ・パブの壁にディスプレイされている。このコースターを見るたびにこのときのことを思い出す。
さて、パレードも終わり、2週間にわたるアイルランド旅行も今日まで。明日は空港だ。ということで、最後ににぎやかなダブリンの中心部から少し離れた小さなコミュニティーへとぼとぼ歩いてやってきた。
そこで目に飛び込んできたのがブロックのコーナーにある小さなパブ。パレードを終えたばかりのグリーンを身にまとった近所の住人らしき人達がたくさんくつろいでいる。なるほど、これがパブと言われるゆえん。最初にお話ししたが、パブの語源はPublic House。おとなからこどもまで地元の人たちがまるでfamily
gatherifngをしているかのように和気あいあいとしていて、それぞれに楽しい時間を過ごしている。
このようなイベント後のパブでのビンゴは恒例なのか、入ってみると「あなたもやらない?」とこどもに誘われたが「ちょっと見させて」ということでお店の端に座った。するとそこにいたおじいちゃんがまたいい雰囲気を醸し出している。
上から下までピシっと一張羅のスーツで決めているのだが、顔は手にしたギネスでほんのり赤く、口元は陽気にほころんでいる。
Where are you from?
From Japan.
Traveling?
Yes. We are going back to Japan tomorrow.
Did you see many places in Ireland?
Yes, we did. It’s such a wonderful country
you have!
などと会話をし…
最終的にはU2の話で盛り上がる。この地区のどこかにU2が昔まだ売れる前に使っていた
スタジオがあるということで(結局その場所が特定できなかったが)、
パブにいたほろ酔い加減の男性群が一生けんめい
「あそこだ」「いや、そこじゃない」「こっちだって」
といろいろ私たちのために討論をしているのを聞きながら…
また、あ~これがアイルランドなんだな~とその親切さに感無量。
結局そのパブには小一時間ほど居座った。
そして最後におじいちゃんが
Excuse me.
といって立ち上がり、バーに向かってturnしたときに
一張羅のズボンのお尻の縫い目がほつれて穴が…
あらら。。。なんて、かわいい。。。
おそらくこのパブに日本人が来るなんてめったにないことだったのだろう。
一生懸命わたしたちに話しかけ、ホスト的に紳士的に振る舞ってくれたおじいちゃん。
その健気さが愛らしいし、彼だけでなくそのパブにいた皆のホスピタリティーが
本当にうれしかった。
こうして、わたしたちのアイルランド旅行は幕を閉じた。
あれからもう6年。いつまでたっても忘れないよき人々と思い出たち。
いつかまた訪れたい。いや、訪れるだろう、きっと。
そう、今度はひとり増えた家族を連れて…
(終わり)
わたしたちは「日本を学んで世界を渡ろう」のメッセージを発信し、
この国の英語教育を変えていきたいと願っています。
日本人が真の国際人になるためにこれからも日本を題材とした
日英バイリンガル教材の研究・開発・販売を行っていきます。
真の国際人になるための大前提は、まず、自分の国を知ること。
どうかわたしたちに賛同し、応援してください。
Supermom Japan was founded to make a change in Japanese English education. If your child was born to be Japanese and to learn English, it is very important for him or her to grow Japanese identity while they learn another language.
We believe that confidence will come to your child by learning the roots of Japan and Japan itself when he or she communicates in English.
This is why we research and develope bilingual learning materials for Japanese.Learn Japan, Be Global! This is the key to remeber. By doing so, you too can change the Japanese English education with us.
今号で、「SMJ代表小林直美のアイルランド紀行」は連載終了となります。
皆様、読了ありがとうございます。
次号からは「SMJ代表小林直美のアイルランドの“今”を読む」と表題を変更しアイルランドで現在賑わしている話題、これは知っていてそんのない現地アイルランドのトピックをとりあげ、それにまつわる英語表現や文化を解説していただく、かなり実用的な連載エッセイとなります。
アイルランドファンなら読んで損のない、また知って損のないバリューな内容となりますのでご期待くださいませ。
小林さん、ひとまずご苦労さまでした。今後もよろしくお願いします!
Ireland Finest Moments
St.Patricks Day2013~Global Celebration
St.Patricks Day2013~Global Celebration
Tokyo,Asia's largest St. Patrick's Day parade was supposed to mark its
20th anniversary two years ago, but it had the misfortune to fall a couple of
days after the March 11 quake and tsunami and was (understandably) called off. In this year,The main strip of Omotesando is closed to traffic on the afternoon of March 17,
when a parade of costumed revellers, marching bands and cheerleaders wends its
way up the hill and back again – then off to the nearest pub for a few rounds
of Guinness!
And,St. Patrick's Festival in Dublin Ireland offer a
national festival that ranks amongst all of the greatest celebration in the
world.
To create energy and
excitement throughout Ireland via innovation, creativity, grassroots
involvement, and marketing activity.
To provide the opportunity
and motivation for people of Irish descent (and those who sometimes wish they
were Irish) to attend and join in the imaginative and expressive celebrations
To project,
internationally, an accurate image of Ireland as a creative, professional and
sophisticated country with wide appeal.
At the same time,Famous landmarks
around the globe have gone green to honour the patron saint of Ireland.
The London Eye,
Glasgow’s ‘Armadillo’ and Liverpool FC’s home, Anfield, are just some of the
British sites illuminated for March 17.
From mainland Europe
and North America to Australasia, via Africa, the Middle East and Asia, an epic
‘ global greening’
will see 40 of the world’s most iconic structures and attractions adopt the
emerald hue.
Other landmarks joining
the celebrations include the Pyramids and Sphinx, the Christ the Redeemer
statue in Rio de Janeiro, Copenhagen’s Little Mermaid and Niagara Falls.
(Photo Courtesy of Tourism Ireland,St. Patrick's Festival Committee,Purdue Bands & Orchestras)